S15・14 (1)
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[一口メモ]
スイスには船のフェリーでなく列車フェリー(カートレイン)がある。さすが鉄道王国スイスだけの事はある。とは言っても列車フェリーを常時走らせているのは、唯一社 BLSだけである。(ゴッタルド峠シンプロン峠のように峠道やトンネルがあっても雪などで通行不能になった場合の対策として一時的に行われる列車フエリーは他にもある)
BLS(Bern-LÖschberg-Simplon)は標準軌の私鉄であるが、本線はその名の示す通り、ベルンからレッチュベルクトンネルを抜けてシンプロントンネルの入口ブリーグ(Brieg)に至る南北の大動脈国鉄SBB他の国の国際列車も多く通り抜ける。
南北の大動脈であるから当然自動車道路もほぼこれと平行して設置されているが、難関ベルナーアルプス(Berner Alpen)越えである。鉄道には長さ14.6kmのレッチュベルクトンネルがあり15分で列車は通り抜けるが道路にはアルプス越えの峠道もトンネルもないのである。
そこで列車フェリーの出番となる。アルプスを横断したい自動車は全てそのお世話になる。小生も数年前バスツアーで15分間の貴重な体験を得る事ができた。
列車フエリーの概要は次の通りである。
自動車乗降場はレッチュベルクトンネルの北(ベルン)側のカンデルシュティーク駅(Kandersteg)と南(ブリーグ)側のゴッペンシュタイン駅(Goppenstein)にありクルマを載せた列車はこの間でPush Pull運転を繰返す。
編成カンデルシュティーク側電気機関車ゴッペンシュタイン側制御客車を置き、その間に14輌程度のクルマ専用貨車を連結している。但し両端は無蓋貨車誘導路代わりになるからクルマは載せられない。
Modelの方では発売されているのはLiliput製有蓋貨車無蓋貨車のみなので御覧のように思い切った省略スタイルである。しかし無蓋貨車にまでクルマを載せてしまったのは失敗である。手持ちのクルマを全て積んでしまったので、降りる時もう1台無蓋貨車を連結してもらわないといけないだろう。
尚、牽引電気機関車 BLS Ae 4/4に関しては(保有車輌紹介、第3の部屋「第3回」(3)BLS Ae 4/4 252号)を参照願いたい。


9枚のスチール写真




















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