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[一口メモ]
第2次大戦前、当時大人気の"Orient Express"(オリエント急行)に対抗して、ドイツ帝国の威信をかけて作られた豪華列車、それが"Rheingold"である。"Rheingold"の客車5輌セットはLILIPUTの傑作、古くからのロングセラーである。(当社に2セット在籍)
LILIPUTがBachmannの傘下に入ってからのモデルは、スプリング可動バッファー、室内灯点灯などグレードアップされている。牽引機BR01は軸配置4-6-2、流線形の高速旅客用Pacificである。テストランでは150q/hのトップスピードを記録している。
モデルの方はRoco製、415oR通過OKの高性能Tender Drive機である。
2011.04.21 一口メモ、Movie、Still追加
この春、名古屋で開催された鉄道フェスティバルでLiliput製Rheingold(1箱客車5輌入り)を格安価格で入手した。当社にも既に2箱分10輌在籍するLiliputのロングセラー商品である。
Bodyにつけられた大きな傷跡が安さの原因であるが、この傷は取扱いの粗雑さから出来たものではなく、何かBodyに加工をしようとして途中で諦めたものと思えた。その証拠に他の4輌は全く無傷、逆に旧所有者の車輌に対する愛情も感じたので購入した次第。
満身創痍の1輌はほぼ完全に修理できたが、驚いたことに台車にMade in Austriaと刻印されている。
本文に掲載されている通り、LiliputがBachmann傘下になってからのMade in China製品は室内点灯つきだが、それ以前のMade in Austria製品にはそれが無い筈と思いよく見ると多分KATOのHO用室内灯セットが装着されている。
やはり旧所有者は車輌に詳しく、且つ腕を持つ人物と思われた。下回りの点検、注油を済ませ試走させてみて、明るい室内灯に満足はしたが、同時に大問題に遭遇した。
たった5輌の客車が重くて牽引出来ないのである。本編の方の単独走行MOVIEで御覧の通り9輌(旧車輌の2箱分)を楽々牽引して快走していた流線形01が先ず降参する。
Tender DriveとCab Draive 2刀流の強力機普通形01にÖBB 1020EL(6軸駆動)を後部補機につけてやっと正常走行するのでMOVIE撮影を行った。(この2台の救援機は何れもRoco製)
回転する車輪にPick-up Shoe(集電板)を接触させる方式は「客車にブレーキを掛けながら走っている」ようなもので、機関車としては大きな負担となる。
このPick-up Shoe方式で走行抵抗を減らすためには、車輪との接触点を回転軸に近づけることであり、極限としては車軸に直接接触させるのがベスト。
ブレーキ・シューの場合はこれと反対に「走行抵抗を最大」にしたいので、回転軸から一番離れたタイヤ面に接触させるのが理にかなっている。
今回の"Rheingld"モデルの集電方式は皮肉な言い方をすると、「ブレーキを最大に発揮」させるタイヤ面接触であり、連結数を増加させると、機関車が悲鳴を上げるのは当然である。
旧所有者は腕は良いのに、この点の考慮が少し足りなかったようである。とは言っても補機をつければ5輌連結で正常に走行するので「話題の車輌」として其の儘走行させる事にしている。
それでは点灯走行MOVIEとスチール写真5枚追加を御覧頂こう。
6枚のスチール写真(スチール写真5枚追加)