S13・2  MOVIE目次へ

You Tube 走行状況 (1)

スタート撮影  走行状況 (1) (2)


[一口メモ]
前項(S13・1)「"Twin Zephyr"は当社に在籍せず」と記述したばかりであるが、本年(2007)早々入籍したので、早速の登場となる。
先ず"Zephyr"の名称について、当初"Burlington Zeohyr"又は単に"Zephyr"と呼ばれていたが、その後各路線へのZephyr Seriesの展開に伴い区別のため"Twin Zephyr"とか"Pioneer Zephyr"と呼ばれるようになった。
世界的な流線形ブームの火付け役(流線形の先駆者)となった"Zephyr"については、そのセンセーショナルデビューにふれなければならない。
1934年4月に完成したばかりの"Zephyr"翌5月26日とんでもないデモ走行に挑戦した。
それはコロラド州デンバー日の出とともにスタートし、ノンストップで1634qかなたのシカゴ「進歩の世紀」博覧会("Century of Progress"Exposition)会場に日没までに到着するという試みである。
それは見事に成功し、沿線には群集がつめかけ、夕闇せまる博覧会場では、無事到着したZephyr号を大歓声で迎えたという。
群衆の目には、流線形Zephyrはまさしく「進歩の世紀の象徴」と写ったことだろう。これ以降航空機、自動車はもとより、家具・建物にまで流線形デザインが波及しはじめた。
最後に鉄道の歴史に刻み込まれたBurlington Zephyrのデモ走行の輝かしい記録を記しておく。

7枚のスチール写真


MOVIE目次へ