S17B・1 | MOVIE目次へ | |
[一口メモ]
ドラフト音を響かせて貨客混合列車の登場である。イメージしているなは小海線の混合列車、牽引するC56は「高原のPonny」と愛称され人気が高かった。モデルはKATO HOゲージ初の蒸機C56である。C56としてはカワイ製ブラスモデルがすでに第1の部屋「第37回」42.C56スタイル蒸気機関車でMovieに掲載されているが、今回は走行状況(Movie)から登場する。
このC56だけでなく、混合列車を構成するスハフ42、トム、ワムすべてKATO製である。またスピードにシンクロナイズして蒸気機関車ドラフト音を発生させるSound装置はスハフ42に装着されており、こちらの加工は大阪マッハ模型。混合列車へのスハフ42の連結は不似合いな点もあるがSoundの組込みは、このスハフ42のみなので止むを得ない。マッハ模型といえば、ご兄弟が未だ店に出ておられた頃購入した同店オリジナルの小道具類が、当社で今も便利に使用されている。
SoundにしろDCCにしろ新技術に関して日本の鉄道模型界は全く惨めな状況にある。S17A・1「南紀」のディーゼル音や本編のC56「ドラフト音」のような子供だまし程度のSound装置ですら、コマーシャルベースに乗せて流通させる力がないのである。
折から猛暑、議論はやめて高原列車を走らせて野辺山や清里あたりの涼しい雰囲気を想い起す事にしよう。
8枚のスチール写真