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BR39牽引 ホーム発着 (1) 連続走行 (1) (2) (3) 番外編 (1) 流線形 BR0310牽引 連続走行 (1) (2) (3) BR03 151牽引(旧Movie) Endress内側より (1) Endress外側より (1) #1〜#4 Endless渡りTest (1) (2) |
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[一口メモ]
"D-Zug"(急行列車)、この言葉は、今では死語のようになってしまったが、かって(特に第2次大戦前)は、高速蒸気機関車が食堂や寝台車を含む客車を牽引する"D-Zug"がドイツ全土を駆け巡っていた時代があった。このような状況のもとで生まれた"D-Zug"という言葉自体が「優等列車」の意味合いを持っていた。このような「急行列車」を取巻く事情は日本も全く同じであった。(参照2012.02.23追加記事)
そこで今回、D-Zugの存在が華やかだった時代の列車を年代順に5段階に分類し、D-Zug @〜D-Zug Dの5本シリーズMovieを作成することにした。この際従来のMovie作成方針と異なる点が一つある。それは「機関車が牽引する列車」のMovieは常に機関車が主体となり、テーマは「○○○(機関車名)の牽引する△△△列車」の形であるが、D-ZugシリーズMovieでは牽引される「客車」の方が主体で「D-Zugwagen(急行列車用客車)の変遷」を掲載するのが今回の主目的である。
従って今回は牽引蒸気機関車は「客車によく釣合う機関車」であれば型式には拘らない。このことを逆利用して意図した事がある。それはこの際思い切って「流線形 蒸気機関車」をMobieで活躍させること。
大きな期待のもと生まれたドイツの流線形蒸気機関車も、その出現後間もなく発生した第2次大戦とそれに続く戦後の無煙化の進展で、その活躍の場を狭められてしまった。そこでせめてModel Railroadingで、本来急行列車牽引に最も適した「流線形蒸機」に縦横無尽の働きをしてもらう。
世界的な「流線形 流行期」(1930年代)に幼少期を過ごし、絵本などで「流線形」への憧れをイントップされた小生は「流線形」への郷愁を今でも拭い去れない。逆説的な表現をすれば、今回のD-Zugシリーズはこの郷愁の「はけ口」の一つである。
シリーズのトップバッターD-Zug@の主体は"Hecht"と呼ばれる客車である。ドイツでは各地の王国鉄道を統合して、1920年DRG(ドイツ国有鉄道)が発足した。車輌の設計も統一仕様で行われる事となり、その制式第1号となったのは機関車は01SL、客車が今回登場する"Henschtwagen"である。
"Henschtwagen"は1922〜26年に製造された急行列車用全鋼鉄製ボギー客車で車輌の端部が絞り込まれた外観が特徴となる客車である。この絞込みは、カーブでの車輌の外側へのはみ出しを押さえるためのもので、現在でも急カーブの多いトラム車輌などに生き残っている。
ModelのHechtwagenx9はすべてROCO製、塗色は寝台・食堂車会社(MITROPA)の車輌(Tuscan Red)以外はすべてGreenで統一、この塗色配分はD-ZugCまで続く。
メインとなる牽引機は2種、39SLと0310SL(流線形)何れもMovie初登場なので簡単にふれておく。
次に番外編Movieについて、先にD-Zug @〜D-Zug Cの塗色は「Greenで統一」と記したが、中でも今回の"Henschtwagen"塗色が、本家アメリカのPullman Greenと見間違える程の色調なので急遽"Pullman Greenの共演"番外編Movieを作成することにした。
対向走行するのはSanta Fe、Consolidation#2520 SLの牽引するPullman Green Trainである。(このConsolidation#2520はS3・9(2)に登場済み。それでは番外編"Pullman Greenの共演"- - -別称MIKADOとConsolidationの対決- - -
最後にEndless渡りTest Movieについて、レイアウト上段へのレール設置と配線が完成した時点でポイントでつながっている#1 Endless〜#4 Endless間の渡りTestを行った。Test車輌が03 151牽引のD-Zug@急行列車だったので、その渡りTest Movieを併せて掲載する。それでは盛り沢山のMovieをどうぞ。
19枚のスチール写真