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[一口メモ]
今回Santa Fe"Pullman Green"3部作(第3部)に登場する列車は、Pullman Greenの85'木製Pullman客車を主体とする豪華列車である。イメージしているのは1900年代初頭にATSFに登場した"The California Limited"である。従って今回の主役はこの木製Pullman客車で牽引機は(第2部)と同じConsolidation(2-8-0)#2520である。
「木製Pullman客車」と名乗ってのMovie登場は初めてであるが、厳密に言えばS16・3 (1)ドイツ急行列車と対向走行する様子が"Pullman Greennoの共演"と題してこの木製Pullmanが既にMovie、Stillに掲載されている。
この85’木製Pullman客車は、Pullman Palace Carとも呼ばれ、その豪華さは半月形の飾り窓金色のふち飾りストライプロゴ等の外観からもうかがい知る事が出来る。
記録によれば1902年20輌が製造されSanta Fe(ATSF)とRock Island(RI)に納入、上記大陸横断特急"The California Limited"(Chicago〜Los Angeles、San Francisco)に使用された。
85'という長尺ボディDouble Roof(二重屋根)構造で3軸台車をはく堂々たるスタイルであり、木製車体の撓み補正装置トラスロッドも外観上の特徴となっている。1920年鋼製車体となっても、トラスロッドと半月飾り窓は無くなったが、Double Roof3軸台車のスタイルは其のまま継承された。
85’木製Pullman客車のModelRoundhouseブランドのプラスチックキット組立てである。このキット1970年頃から発売されている非常に古いもので、Combine(合造車)、Sleeper(寝台車)、Diner(食堂車)、Observation(展望車)の4種あったがDinerが入手出来ず止むを得ず次世代のHeavyweight Diner(Walthers製)で代用している。
更に遅れて購入したSleeperインレタの劣化で使用できず、金色のふち飾りも、ストライプもロゴもない殺風景なアンデコボディのままである。このように不備のある木製Pullman客車であるが、「走る宮殿」と呼ばれた時代の豪華な雰囲気を少しでも味わって戴ければ幸いである。


8枚のスチール写真




















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