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You Tube 右回り走行 (1)


右回り走行 (1) (2)  左回り走行 (1) (2) (3)


[一口メモ]
#1 Endlessに着脱可能な簡易式プラットホームを作成し、このホームを発着するMovie第1号(VT137 240DC)を先日掲載したが、今回の名鉄510型3輌連結Movieはその第2号である。当社のコレクションの重点は別項にある通り私鉄は近鉄(含む参宮急行)一社に限っていたが、今回登場の名鉄モ510型は全くの例外処置である。
モ510型は1926年5輌製造され美濃町線で長く使用されていた。正面の半円筒形5枚窓の形態も、市内と郊外を直通する電車としての運用もアメリカのインターアーバンとよく似ている。ただインターアーバンの活躍は短期間であったが一方のモ510は恐るべき長寿命電車であった。
1967年岐阜市内線と揖斐線の直通急行運転用に抜擢された。モデルのホワイト/スカーレットツートンカラーはこの時の急行標準色である。(スカーレットが一般色)また1988年には鉄道友の会エバーグリーン賞を受賞している。
大正の電車の面影を残す正面半円筒形の5枚窓、楕円形の戸袋窓の姿で誕生し、集電方式をトロリーポール→ビューゲル→パンタグラフに転換しながら2005年の運用離脱まで80年間冷房なし速度計なしで岐阜周辺を走り続けた全く珍しい電車であった。更に5輌製造された中の4輌が現在も静態保存されている点はモ510型の人気の高さを示している。
モデルはTOMIX製、1万円前後で購入出来るHOゲージ動力車モデルとして話題となった南部縦貫鉄道キハ10型に続くTOMIX低価格路線モデルであった。キハ10、モ510何れも両運転台車輌で、TOMIXでは”単行車輌シリーズ”と称してHOゲージモデルの走行を気軽に楽しめるように企画しているが、後に続くものが中々出てこないのが残念だ。
Movieでは急行色が一般色スカーレットを挟む3輌運転としているが、実際には急行色2輌連結が多かったようだ。


6枚のスチール写真
















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