S15・18 (2) MOVIE目次へ

You Tube エンドレス内側より (1)

エンドレス外側より (1) (2) (3)   エンドレス内側より (1) (2)


[一口メモ]
Tramシリーズ(第2部)は2車体連節Nurunberg Tramである。同じ「ヨーロッパタイプ古典トラム」と言ってもHanover Tramの「2輌連結」に対し、Nurunberg Tramは「2車体連節 低床式」で、進歩の跡は明白である。勿論連節式 低床式トラム3車体連節5車体連節と進歩しているのでNurunberg Tramは連節トラムの中では古典車輌である。
形態的には、前後端の左右を絞り、カーブでの車体の外側へのはみ出しを押さえるHechtwagenの思想はやはり受け継がれている。
Nurunberg Tramの走るNurunberg市は、古くからヨーロッパ交通の要衝にあり歴史のある都市である。ナチス政権と縁が深かったことが関連しているとは思えないが、第2次大戦末期の大爆撃と地上戦でNurunbergは徹底的に破壊され、都市としての復興は無理と言われながら、見事に美しい中世の街並みを復活させた話は有名である。Nurunbergは鉄道及び鉄道模型とも深い縁のある都市である。1835年ドイツ旅客鉄道のアドラー号がはじめてニュルンベルク〜フュルト間を走り、「ドイツ鉄道発生の地」として知られ、以後もドイツ鉄道網の「重要な結接点」としての機能を維持し続けている。また現在のNurunbergにはDBAG(ドイツ鉄道)直営の「交通博物館」がある。
Nurunberg Tramは既に低床車率100%であり、2008年には世界で初めて自動運転車輌と有人運転車輌が混在する路線を設定するなどその先進性を示している。
鉄道模型関係では、〈G〉ゲージのLGB/レーマン社と〈N〉〈HO〉のメルクリン・トリックス社がNurunberg市に本社を置いているし、毎年開催される世界的規模の「ニュルンベルク・メッセ」はご存知の通りである。猶参考としてLGBが2000年に発売したCollector Editionニュルンベルク市制950周年記念列車の走行Movieも御覧頂きたい。
話のウエートがNurunbergにかかり過ぎたが、2車体車節Nurunberg TramはLima製、Movie撮影方式は(第1部)Hanover Tramと同様である。


4枚のスチール写真













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