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You Tube 12200系「スナックカー」と同時走行 (1)

単独走行「の」の字走行 (1) (2) (3)   12200系「スナックカー」と同時走行 (1) (2) (3)


[一口メモ]
ビスタカー3部作の(第3部)30000系ビスタカーⅢ世4輌編成の登場である。
ここで近鉄特急の代名詞ともいえる「ビスタカー」(Ⅰ世からⅢ世への変遷)を簡単に振り返っておこう。
10000系ビスタカーⅠ世が登場したのは1958年、当時国鉄は東海道本線全線電化完成に合わせて東京~大阪間を結ぶ特急電車「こだま型」(のちの151系)の開発に着手した。近鉄ではこうした国鉄車輛に対抗して、実験的な意味合いを込めて、世界初となる2階建て2輌を組込んだ7輌編成の10000系1本(ビスタカーⅠ世)が製造された。
そして翌年ビスタカーⅠ世の実績に基づき颯爽とデビューしたのが3輌連節方式の10100系ビスタカーⅡ世(当時は「新ビスタカー」と呼ばれていた)である。このビスタカーⅡ世こそ「近鉄特急と言えば2階つき特急」と小さな子供にまで認識を広め功績車輛であった。
そして1970年代の伊勢志摩方面への特急需要増加ビスタカーⅡ世老朽化を背景に1978年からビスタカーⅢ世15編成60輌が製造された。この30000系ビスタカーⅢ世は連節構造ではなく、cM T T Mcのボギー車で構成され、中間のT車2輌ダブルデッカーとして、要望の多い2階席を確保している。
1979年ブルーリボン賞を受賞、21000系(アーバンライナー)などの後継車が登場しても高い人気を保ち続けた。とは言うものの、新登場の特急車輌に比較して陳腐化が目立ち始めたので、1996年から大幅なリニューアル改造を受けて「ビスタEX」と改称、新しい魅力が加えられた。
そして30000系「ビスタカーⅢ世」(現ビスタEX」は12200系「スナックカー」や22000系「ACE」、22600系「Ace」と相互に分割併結を行って近鉄特急の需要変動に対応しつつ活躍を続けている。


7枚のスチール















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