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You Tube 5輌編成 (1)


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[一口メモ]
フランスSNCFの列車は本Movie初登場である。先ずは232 U1というフランス方式蒸気機関車呼称について、232はSLの先輪、動輪、従輪の軸数を示し、一般的な表現にかえれば4-6-4 HudsonタイプSLとなる。次のU1がその機種を示す。猶この232 U1一形式一輌で第2次大戦後製造されたフランス最後の蒸気機関車である。
この優雅な流線形232 U1 SLの諸元は、動輪径 2000㎜φ、蒸気圧20kg/㎠、出力3000HP最高速度140km/hと世界第一級の性能を示し、フランス北部鉄道区間で1949~61年の13年間使用された。フランスで人気の高いSLなので、現在もミュルーズ鉄道博物館動態保存されている。また当社の232 U1SLのModelJouef製のかなり古いものではあるが、当社でも又動態保存状態にある。
次に「南急行」Sud-Express)について記そう。「南急行」はパリとイベリア半島(リスボン他)を結ぶ国際急行列車の名称である。かの有名な「オリエント・エクスプレス」(Orient-Express)と同様に「南急行」(Sud-Express)もCIWL(国際寝台会社)によって1887年運行を開始した。どちらの列車も濃紺の車体に金色の「向い獅子」レリーフを輝かせたCIWL車輛を連結していたので、「南急行」は「南のオリエント急行」とも呼ばれていた。
もう一つCIWLは1896年パリからロシアサンクト・ペテルブルグに向かうから「北急行」(Nord-Express)の運行を開始した。(大戦後は行先をデンマーク コペンハーゲンに変更)今回Movieに登場する牽引蒸機232 U1北部区間配置だったこととのマッチングを考え合わせれば列車名を「南急行」でなく「北急行」としたい所である。
Movie登場の列車を「南急行」としたのは4輌の客車に、Rivarossi発売の「南急行4輌セット」を使用したからである。4輌セットの内訳は「濃紺、向い獅子」のCIWL食堂車x1、ホワイトシルバーのクシエット寝台車x3である(4輌編成Movieはこの組合せによる)。Movieを作成してみて「南のオリエント急行」とまで呼ばれた「南急行」にCIWLの象徴「濃紺向い獅子」ただ1輌では寂しいので、4輌セットにRivarossi製濃紺寝台車1輌を増結、4輌セットの濃紺食堂車も側窓から赤いテーブルランプの良く見えるものに変更し、"Grade Up Sud-Exprss"5輌編成のMovieも作成した。
Still写真の最後の方にこれ等入替えた濃紺食堂車濃紺寝台車(何れもRivarossi製)のアップを掲載しているのでご覧頂きたい。


11枚のスチール
























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