[一口メモ]
本稿では近鉄23000系「伊勢志摩ライナー」について記載する。「伊勢志摩スペイン村」の開業に合わせて、「乗った時からスペインを感じさせる」という新しいデザインコンセプトで設計されたリゾート特急である。
大阪、名古屋～伊勢志摩方面の運用を前提に6輌固定編成を組み、うち1輌を3列シートの「デラックスカー」、1輌をグループ向けのボックスシート車「サロンカー」と設定。サロンカーの客室窓は1700mm×1225mmの超大型となっている。
外観は21000系「アーバンライナー」を基本としつつ、丸みの強い穏やかなイメージとなっている。デビューは1994（平成6）年で6輌固定編成6本、合計36輌が製造された。制御方式はVVVFインバーター制御。主電動機出力を200KWに強化する一方、全電動車方式をやめ、4M2T編成となった。
日本の私鉄で最初に130km/h運転を実施したのも近鉄の23000系「伊勢志摩ライナー」であった。1994年に社団法人日本建設業協会ブルネル賞を受賞した。

7枚のスチール

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