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You Tube Pull走行 (1)


Pull走行 (1) (2) (3) (4)  Push走行 (1) (2) (3)

[一口メモ]
今回も前回S15・7 (5)と同じDBのヨーロッパEuro City(ヨーロッパ国際急行列車)の走行Movieの登場である。前回と異なる点は、牽引機関車が101ELから120ELに変わった事と、もう一点前回の走行列車の一般名称のEuro Cityから今回"Prinz Eugen"と固有名称のついた特急のEero Cityとなった2点である。
Modelの購入もFleischmannから2002年Train Setで入手した点も共通している。(今回もEuro City "Prinz Eugen"のFleischmannカタログページの写しをStill写真の最後に掲載する)

2017.02.09 追記
次に120ELについて記載する。前回S15・7 (5)で高速旅客列車牽引の主役を務めた卵形の名機103ELの後継機となったのは101ELだと記したがそれは結果論で、103ELの後継機として開発されたのは120ELであった。
VVFインバーター制御三相交流誘導電動機の採用など数々の新技術を最初に装備した最新鋭の万能電気機関車(120EL)は試験走行結果も良好で量産段階に入った。ところが高速新線を使った連続高速運転に入ると、長時間連続高速運転に対する120EL性能余力の不足から来るトラブルが頻発したため120ELの量産を40輌で中断し、名機103ELの後継機種を120ELから101ELに変更したのである。
40輌120ELもトラブル対策の結果安定した性能で優等旅客列車牽引にもあったており今回のEuro City"Prinz Eugen"の牽引はその一例である。
このように120EL「名機」にはなれなかったが、その後の新鋭機関車開発に技術面で大きく寄与した「貢献機」であった。
次に"Prinz Eugen"について記す。Eugenは17世紀末から18世紀初頭にかけて実在したオーストリアの軍人の名前であった。
この"Prinz Eugen"の固有名称を持ったドイツ海軍の重巡洋艦が第2次大戦で活躍したので、強運のドイツ重巡"Prinz Eugen"として世界中で有名となった。
戦後は米軍に接収され米国海軍の軍艦籍に入れられた名鑑でもあった。ドイツ海軍重巡"Prinz Eugen"艦船モデルは日本でも人気があったようだ。
一方"Prinz Eugen"の固有名詞をもったヨーロッパ国際特急列車も走っていたのである。Euro City"Prinz Eugen"がそれである。"Prinz Eugen"はDBの運営で、西ドイツのブレーメンハノーファーハンブルクなど北部諸都市とオーストリアの首都ウイーンを結ぶ国際特急列車として1990年まで走っていた。


11枚のスチール























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