[一口メモ]
中国関連列車Movieに、はじめて
青蔵鉄道列車が2本登場する。
「青蔵鉄道」とは中国西部の
青海省西寧とチベット自治区の
首都ラサを結ぶ1956kmの
高原鉄道で、2006年に全通した。日本では
「菁海チベット鉄道」と呼ばれることも多い。
本鉄道開業用に輸入されたのが、合計78輌の
GE製NJ2型ディーゼル機関車であった。この
NJ2 DLはゴルムド~ラサ間の
全列車を
牽引して活躍中であり、まさに
「菁蔵鉄道の顔」と言える存在となっている。
様々な
「高地対策特殊機構」を備えた
NJ2 DLは構造上は
単機運転も可能であるが、
標高5000mを越える路線での
機関車故障は極めて危険なため、
重連以上での使用が前提となったいる。この場合、NJ2 DLは
片運転台方式のため重連は2輌を
背中合わせにした
Back to Back方式で行われている。
従って、今回Movieに掲載しているNJ2 DL
Elephant Style重連走行は、Prototypeでは見られない
Model Railroading上でのお楽しみ走行である。
なおMovieで重連NJ2 DLに牽引されるPCx4も、
青蔵鉄道旅客列車専用の客車モデルが当社には在籍しないので、準高速タイプ
25T PCx4で代用している点も容認して頂きたい。