2004年1月6日 14:50分頃、三重県で震度4の地震が発生した。
マグニチュード5.2と中規模で、被害も軽微(ガラス割れ、水道管破裂程度)だった為全国的な話題にはならなかったが、伊勢市在住の小生にとって震源地が100km以内の地震は初めての体験である。
初期微動があって、その内本格てきな揺れを感じるといった遠隔地で発生する大規模地震とは全く違い、いきなりシャープな揺さぶりに2回襲われた。2回とも短時間で終わったのは幸いで、その時は縦揺れか横揺れかも判然としないほど一瞬の出来事であったが以下に陳列模型の被害状況を報告する。

1.被害の概況

(場所別)
1F------被害なし
2F、3F-- 被害あり


(陳列方向別)
東西方向陳列車輌--被害なし
南北方向陳列車輌--被害あり(これから東西方向に揺れた事が判る)


(ゲージ別)
Sゲージ以上(S、on30、O、G)--被害なし
HO、HOm、Nゲージ-----------被害あり(ゲージの狭い方が地震に弱いと判明)Zゲージは陳列事例なし


(要約)
「被害」といってもアクリルBoxやアクリル板の中でのヒナ段上部から下部への転がりで、すべてアクリルで食い止められ、陳列棚から床面への落下は皆無!車輌の損傷も極めて軽微でアクリルによる耐震対策(転落防止)は成功であった。
モデルバーン木村社長に阪神淡路地震の時の話を聞くまではアクリル板による対策は考えていなかった。木村社長に感謝!


2.被害写真

車輌展示状況の紹介が余り進んでいないのに、その展示車輌の被害写真を先に掲載するという極めて皮肉な結果を生んでしまった。


2F
  A.アクリルBox(大) (HO ゲージ車輌 3段)


B.南北方向陳列西壁棚 (HO ゲージ 5段)

C.アクリルケース (N ゲージ 5段及び N ゲージ1編成)



3F

東西方向の陳列棚が多かったが東西方向に関しては異常なしで助かる。
 
A.西壁の南北陳列棚 (HO ゲージ上段×3段+下段×4段 計7段)
Santa-Fe Blue Gooseを除くすべての機関車(UP Gray、UP Yellow、SP Daylight、SOU、C&O、GN) が転倒、客車も一部転倒

(上段


(下段)



B.東壁の南北陳列棚  (HOゲージ4段)転倒したのはNYC 20th Exp、機関車1、客車2で被害軽微


  C.VTR収納ケース (HOゲージ車輌 南北方向陳列)

何故か中段の
DR クラス03−151Tender SL(FLEISCHMANN)
1台のみ横転。
Spectrum USRA2-6-6-2
Articulated SL(C&O H5)もTender 連結部で少し
折れ曲がったが、何れもガラス扉のお陰で
転落を免れた。 

以上


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