「第5回」 現在のOゲージ C62 と EF58

今回は一旦タイムトンネルを抜けて現在に舞い戻り、40年以上前に製作した O ゲージ C62 とEF58 の現状をお目にかける。ディテールパーツは無いが、メーカーの良心的な作りと、そこから生まれる重量感に満足を覚える。

[C62]







「.........重量感に満足を覚える」と書いたが、感だけではなく実際に重い!!
写真を撮る時念のため秤にかけたら3.0kgジャスト。そういえば43年前、少しでも牽引力を増すためボイラー室に上手く収まる専用の鋳型を作り、それに鉛を流し込んだのを思い出す。重量3.0kgの主因はこの鉛インゴットにある。

[EF58]





両サイドのエアータンクは曲線通過時、台車に干渉するため取り外してある。




「第6回」 HO ゲージ初期の製作車輌

再び、40年前のモノクロの世界へ。
すでに述べた通り小生の鉄道模型製作はOゲージでスタート、80系70系新方式電車列車、それに当時の新鋭機関車 C62EF58 の製作へと歩を進めてきたが、ここで鉄道模型界の趨勢を考え、HOゲージに転換した。昭和35年(1960)のことである。以後製作したHOゲージ車輌の現在の姿は別稿(第1の部屋、個別車輌紹介)で順次掲載するので、ここでは昭和37年頃撮影のモノクロ写真を紹介する。

上段
7100型.......弁慶号 1959年発売 カツミがHOゲージ進出後最初の製品。 ワキ1系.......ボギー有蓋貨車
下段
C51蒸機......1960年発売 カツミHOゲージ最初の大型SL
D51蒸機.......1961年発売 カツミシュパーブラインの第1弾製品
ED70電機.....1962年発売 カツミ2M仕様車
ワキ1系........ボギー有蓋貨車


EF58電機 鉄道模型社の発売時期のよくわからない古つわも




D51 蒸機(カツミ シュパーブライン)

説明に「HOゲージ最初の製品」とか「…第1弾製品」とあるように、当時の状況としては欲しいと決めた車種が発売されるのを待ち構えていて、即、購入している。現今のように一つの車種が複数のメーカーから発売されておりその中から自分のお気に入りを選ぶという訳にはいかない---選択の余地の無い---時代であった。


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