S2・8 | MOVIE目次へ |
[一口メモ]
アメリカ鉄道会社の看板特急が、夫々固有のColor Schemeをまとって華やかな競争を繰広げるようになる前は、特急列車の塗色はPullman Greenが一般的であった。
それは優等客車のリース会社Pullmanが自社所有の車輌につけていた色で「濃いオリーブ・グリーン」。従って優等客車で構成される特急列車は必然的にPullman Green Schemeとなる。
当然のことながらPullman Greenの良く似合うのはHeavy Weight Doubleroof客車グループである。
"Pullman Green"を名乗ってMOVIEに登場するのは今回が初めてである。厳密にはC&Oの特急"George Washington"(6・1参照)の客車はPullman Greenであったが、その塗色にはふれていない。
それでは各社がColor Scheme合戦を行うようになる前の古き良き時代の特急列車の雰囲気を味わって頂こう。
2011.03.07.追加
最近MANTUA Classicシリーズ4-6-2 Pacific Vanderbuilt Tender(SP#3249)が入籍したので、S2・8にMovieとStillを追加する事にした。当社にとってMANTUA製品購入は初めてであるが、1926年から鉄道模型を作り続けている老舗である。
機関車本体は上下ともダイキャスト製でガッシリした作り、ディテールはないが良く走り、それに何より安価なので「走行派」にとっては非常に有難い。
早速、SP Heavy Weight Pullman Green客車6輌(本編Heavy Mountain牽引のものと同一)を牽引させてぶっ飛ばし、ストレスの解消に役立てた。
それではMANTUA製「韋駄天Pacific」のスケールスピードを無視した痛快な走りを御覧頂く事としよう。
7枚のスチール写真(スチール8枚追加)