S31・3 | MOVIE目次へ | |
スタート~ストップ | 連 続 走 行 | ||
併走 | 右回り | (1) (2) | (1) (2) (3) |
左回り | (1) | --- | |
対向走行 | (1) (2) | (1) (2) |
[一口メモ]
今回は近鉄の団体専用列車「あおぞら」(20100系)3重連 9輌編成と「あおぞらⅡ」(15200系)6輌編成の同時走行Movie「あおぞらの共演」を掲載する。先ず両列車のPyototypeの紹介から始める。
「あおぞら」(20100系)
近鉄の2階建車輛の人気は高く、伊勢志摩地方が修学旅行先だった関西、東海圏の小学生にとって「ビスターカーで修学旅行」は夢の一つだった。この望みに答えて登場したのが世界初のオール2階建ビスターカー20100系である。クリーム地に窓回りを赤とするボデーにVISUTA CARの名は入っているが、公募で選ばれたニックネーム「あおぞら」が広く普及している。
その頃国鉄に登場した155系「ひので」「きぼう」に対比される近鉄版「あおぞら」である。1962年(モ20100+サ20200+モ20300)の固定編成x5 合計15輌製造されたが、1988年10月の3重連9輌編成運転を花道に引退が始まり、1990年2月の鉄道友の会記念列車を最後に運用から離脱した。
「あおぞらⅡ」(15200系)
「あおぞら」(20100系)から団体輸送専用の任務を受継ぎ「あおぞらⅡ」のニックネームで登場した車種を時系列で記すと18200系、18400系、15200系となる。18200、18400の両系は建築限界が大阪線より小さかった頃の京都線、榛原線専用特急車からの転用で車体も小さく、時速120kmにも対応していなかった。現在18200系は全車廃車、18400系も廃車進行中で僅か2輌が残っている。
現在「あおぞらⅡ」の主役として活躍中なのはMovieにも登場している15200系の10輌である。15200系も車輌は新製ではなく、12200系特急車「スナックカー」を改造改番したものである。