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You Tube 右回り走行 (1)


右回り走行 (1) (2) (3) (4)  対向走行 (1)
 


[一口メモ]
今回はYellow塗装のUP DL 3重連の牽引するFC Train 2本の同時走行Movieを掲載する。
まづタイトルに挙げたElephant Styleについて記す。アメリカでは多重連DL牽引が普通に行われているが、その場合個々のDLの向きは、背中合わせになったり、CAB同志向き合いになったりしているのが一般的である。
これに対し特殊な例として、すべての機関車のCABを前向きに連結する場合がある。Amtrakに旅客列車が統合される前の各社の旅客列車を牽引する重連DLの中にこのような「すべて前向き」連結を稀に見ることができた。
この「すべて前向き」の姿がサーカスの「象のパレード」に似ているので"Elephant Style"と呼ばれて人気があった。今回この話を思い出して、3重連DLの2本すべてを「前向き」に連結して走行Movieを作成し、タイトル3重連DLの前に"Elephant Style"を冠することにした。
次に3重連を構成するDLの形式について記載する。
外側(#1 エンドレス)を走行する3重連の前2輌は GE AC 4400CW(KATO USA製)、最後尾の1輌はGE Dash8-40CW(Bachmann Spectrumブランド)である。
Dash8-40CWはGEで製造されたハイテクDLシリーズDash8の一員で、40CWは出力4000馬力、1990年から175輌製造され、全数がUPに納入された。
AC 4400CW(出力4400馬力)は上記のDash8-40CWの後継機Dash9-44CW(出力4400馬力)に装着されている直流モーター交流モーターに変換した型式でAC 4400CWDash9-44CW外観は同一である。3重連を構成するDash8-40CWAC 4400CWの外観が殆ど変わらない理由がこの辺りにある。尚AC 4400CWはGEで1993年から2500輌以上製造され、北米のほぼ全ての鉄道会社に納入されたハイテクDLのエースである。
次に内側(#2エンドレス)を走行する3重連DLの中の前2輌GM EMD SD40(KATO USA製)、最後尾1輌EMD SD45(Bachmann Spectraumブランド)である。
SD 40GM-EMD1966年から製造を開始した出力3000馬力のハイテクではない旧来方式のDLである。製造された1275輌のうち883輌がアメリカの鉄道会社に納入され、330輌がカナダ、62輌がメキシコに輸出された。SD 40は期待されたほどに製造台数が伸びなかったが、真価を発揮したのはSD 40発展型となるSD 40-2である。出力は3000馬力と変わらないが、その信頼性経済性が高く評価され4000輌製造された。
SD 45はSD 40と共通のフレームを使用して出力3600馬力にアップした型式である。1965年から1260輌製造され、全米で活躍したが、SD 45のハイパワーが真価を発揮したのは厳しい山岳路線においてであった。
それでは外側エンドレスを走行するGE製ハイテクDLx3と内側エンドレスを走行するGM製普通タイプDLx3の同時走行・・・・・3頭の象さんのパレードx2---Movieをどうぞ。

7枚のスチール
















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