[一口メモ]
蒸気機関車引退後の中国では、電気式ディーゼル機関車が主役として活躍しているが、これと平行して主要路線の電化を進めつつ電気機関車の開発に力を注いでいる。
生まれた量産型交流用電気機関車の型式は「韶山」(SS)と呼ばれる。「韶山」は毛沢東の出生地（韶山市）に由来するものである。最初に生まれた韶山1型(SS1)は1968年から20年間に819輌製造されたが、今回Movieに登場する韶山9改型(SS9G)は韶山シリーズの最新鋭タイプ電気機関車である。
このSS9G ELは1997年から170輌製造され、同年の高速テストで212.6km/hを記録した。北京～広州を結ぶ重要路線である。「京広線」の主力機関車として活躍中。
次にSS9G ELに牽引されるDouble Decker客車6輌は、空調装備した160km/hに対応設計で高速型新鋭車輌の25Kタイプである。それでは中国鉄道「京広線」を走行する All DoubleDecker Expressを想定したMovieをどうぞ。
