(実車)
10100系ビスタⅡ全盛時代に2階付きでない
一般型特急車が製造された。
電動車2輌(cM+7c)を基本とし、必要に応じて
Tcを2輌まで増結、解放が出来る他、
10100系ビスタⅡ世とも
増結出来る便利な車輛で、さながら
トランプのエースのように
変幻自在に運用出来ることから
「エースカー」と名付けられた。
エースカーの型式は
先行生産されたタイプが
10400系、
改良本格生産タイプが
11400系である。11400系は1963(S38)年から
45輌製造され、これによって
掛式の
2250系、
643c系の特急車が置換えられ、近鉄特急の
高性能化第1段階が完了した。
このように近鉄特急高性能化
第1段階完了に
貢献した
11400系エースカーではあるが、その置換え用として開発された新世代汎用特急車22000系(ACE)の登場によって、1996(H8)年までに全車輛第1線を退いた。そして22000系(ACE)、22600系(Ace)の増備によって近鉄汎用特急車輛の高性能第2段階が進行中である。
こうしてみると、近鉄特急の歴史はまさに名車消長の歴史であり、次の漢詩の一部を思い出してしまう。
「駅長驚くこと勿れ 時の変改を。一栄一楽 これ春秋。」
(模型)
1972(S47)年、今は無きロコモデル社発売のペーパー製 塗装済みボディを使用し、これに屋根上、床下機器類を個別に購入しtr装着、動力機構はカツミ製DV18モーター搭載のウオームギヤー1段減速インサイドギヤー方式である。
11400系エースカー製作は実車の基本単位と同じ電動車2輌(cM+Mc)で車輛ナンバーは2ケパンタグラフ装着(大坂側)が#11405、パンタ無し(宇治山田側)が#11404で、Eモーターは#11405のみに搭載している。従って外観的には実車と同じcM+Mc(2M)であるが、動力的にはcT+Mc(1M1T)である。
当社では、すべての模型車輛の取扱いや、陳列保管に十分配慮はしているが、それにしてもロコモデル製の塗装済ペーパーボデイの耐久性能は素晴らしい。
今回のエースカーも購入組立て後43年経過しているが、ボデイに歪みは全く見られない。つまり経時変化が全く見られず、極言すれば新品同様の状態である。