上段より Baltimore & Ohio RR 首都乗り入れ特急牽引用PRESIDENT FILLMORE Chicago and Alton RR Alton Limited"(愛称 Red Train)牽引用 Southern RR"Crescent Limited" 専用機 Pennsylvania RR "Broadway Limited" 牽引用 |
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(B) ヨーロッパ編
アメリカと比較して塗装の地味なヨーロッパのSLの中でも旅客用のPacific となると、流線形も交えて賑やかである。
上段より BR(イギリス) MARCHANT NAVY クラス DRG(ドイツ) クラス 01型 (流線形) DRG(ドイツ) クラス 18型 DR(ドイツ) クラス 03型 注) DRG…ドイツ鉄道公社 1924年運輸省から分離独立したドイツ国鉄を組織改変して設立されたDR……ドイツ国有鉄道(旧東独) |
「第5回」 4−6−4 Hudson 集合 !!
旅客用蒸気機関車の発展プロセスを軸配置的にみると (4-4-0 American) → (4-6-0 TenWheeler) → (4-6-2 Pacific) → (4-6-4 Hudson 及び 4-8-4 Northern)となる。(平坦区間はHudson、勾配区間はNorthern の活躍舞台)つまり、Hudson は旅客用機関車の「究極の姿」と言う事が出来る。
前回「第4回」に登場したPacific は主として1920年代に活躍した韋駄天たちであるが、その後の不況期を脱した1930年代後半から新世代、究極の特急用 SL Hudson が姿を現し始めた。
折からの世界的な「流線形ブーム」に乗っかって ! しかも当時は鉄道会社同士の競争が激しかっただけに、看板特急の牽引機ともなると、性能や形だけでなく、人目を引く塗装も又必要となってきた。集まった連中の目くるめくような華やかさ
! こんな連中が60年以上も昔に活躍していたとは全く驚きである。当社のレイアウト完成の暁には、これらの看板列車を競演させたいと楽しみにしている。
上段より 流線形 4台 の威容 ! NYC "20th Century Limited"用 J-3a級 Hudson (1938年) MWR "Hiawatha" 用 F-7級 Hudson (1938年) Santa Fe "Blue Goose" 特急 Chief 牽引 (1937年) NYC "Empire State EXP." 用 J-3a級 Hudson (1941年) |
最近になって流線形でない戦前の名機 NYC J-1e 級 Hudson が入籍した。 アナログ方式で SOUND Control 出来る話題の製品である。 |
「第6回」 4-8-4 Northern 集合 !!
Hudson の次は高速旅客用蒸気機関車 Northern の出番である。大まかに言って Hudson が東部、Northern が西部の鉄道で活躍し、蒸機時代の最後を飾ったのである。
ここで蒸気機関車の車軸配置の呼称について、日本式とアメリカ式の対比表を参考までに掲載する。
日本 | アメリカ | 日本 | アメリカ | ||
2B | 4-4-0 American | 1D | 2-8-0 Consolidation | ||
2B1 | 4-4-2 Atlantic | 1D1 | 2-8-2 MIKADO | ||
1C | 2-6-0 Mogul | 1D2 | 2-8-4 Berkshire | ||
1C1 | 2-6-2 Prairie | 2D1 | 4-8-2 Mountain | ||
2C | 4-6-0 Ten Wheeler | 2D2 | 4-8-4 Northern | ||
2C1 | 4-6-2 Pacific | ||||
2C2 | 4-6-4 Hudson |
上段より Union Pacific 美しい Two Tone Gray 塗装の4-8-4 FEF-1: "Sanfrancisco Overland"など牽引(1937年) Norfolk & Western クラス J Northern :看板列車 "B.Arrow" の先頭に立つ(1941年) NEW York Central 4-8-4 "Niagara":看板列車"20th Century"を牽引(1945年) Southern Pacific GS級 Nuthen :看板列車 "Daylight" の先頭に立つ(1944年) |
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