[一口メモ]
今回登場する東風11G型(DF11G)は東風型DLシリーズの最終形式機関車で、シリーズの中で最新鋭、最高速の旅客用DLとなっている。
この機関車は2輌恒久連結方式で軸配置は(C-C)+(C-C)、最高速度は170km/hである。中国DLでは珍しい流線形の現代的フォルムとなっている。
この東風11G型の特色は

1. 「跨越」というニックネームをボディに描いていること、日本語にすれば「飛躍」に相当するが、この機関車に対する期待の大きさを窺うことが出来る。
2. 客車供給用発電エンジンを搭載しており、発電車の連結を不要にしたこと。DF11Gの「G」は「供電」を意味する記号。

東風11G型DLは2004年のデビュー以来74組（148輌）に増備され、北京～上海間11時間無停車の直達夜間特急列車の牽引等の主要都市間無停車直達夜間列車の牽引に大活躍した。
2004年のデビュー以来既に10年以上が経過した。東風11G型DLが「夜の女王」に君臨し続ける期間もそう長くは続かない。近年次世代機関車の登場もあり、既に東風11G型DLの都落ちがはじまったとの情報もある。DF11G DLはご苦労さんでした。
MovieでDF11G DLに牽引されるのはすでにS15・27(1)とS15・28(1)に登場した2階建て25Kタイプと普通車25Tタイプの混成6輌編成である。それではMovieをどうぞ。

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