「第24回」 動輪2軸以下の列車集合!! (但し、4-4-0 American除く)
ここで、再びSLの車軸配置別集合を試みることにする。
前回は4-6-2 Pacific「第4回」、4-6-4 Hudson「第5回」4-8-4 Northern「第6回」と、どちらかというと派手な場面に登場する事の多い高速旅客列車、いわゆる"Named Train"用蒸機の軸配置のみを取上げてきたが、今回は残る軸配置に順次集合願うことにする。
HOで集まったのは、1軸(4-2-0 Single Driver)のThe Lafayetteと、2軸(0-4-0)のDeWitt Clinton、ドイツの古典列車2本、合計4本の列車である。
The LafayetteとDeWitt Clintonについてはアメリカ鉄道創成期の車輌として第1の部屋「第3回」に紹介されている。
ドイツ古典機は、その独特の形態で人気のある通称「グラスカステン」(小さなガラスの箱の意味)のバイエルン仕様とプロイセン仕様の2列車である。(ドイツ国鉄統合前には、各地の王侯が、それぞれの王立鉄道をもっていた)
手前より DeWitt Clinton、The Lafayette、 「グラスカステン」のプロイセン仕様とバイエル仕様 合計4本の列車 |
また、On30(「第20回」On30集合参照)からは(0-4-0)と(0-4-2)の2台のNarrow Gauge Porterが集まった。
Bachmann SpectrumのOn30(2台のNarrow Gauge Proter) |
以上4本の列車(HO)と2台のPorter(On30)の集合写真を掲載する。
これ以外にGゲージでも(0-4-0)が2輌、更に(2-4-2)が2輌、合計4輌在籍しているが、全員集合は面倒なので、それぞれ2輌づつの写真で勘弁願うことにする。
(0-4-0) Planet 2輌 左:NORIS 2000 B Tank(LGB) 右:Saddle Tank Porter(Bachmann) |
0-4-0(Planet)は当然の事ながら強力な機関車にはなり得ないがアメリカでは支線用や入換用に多用された。
(2-4-2) Columbia 2輌 左:Tender Loco(Bachmann) 右:Saddle tank(ARISTOCRAFT) |
最後に 2台のグラスカステンのクローズアップを掲載する。
「第25回」 4-4-0 American集合!!
4-4-0 AmericanはThe Lafayette(4-2-0)の軸配置に動輪1軸を追加して2軸にしたものである。
期待通りの「牽引力向上」と「走行性能向上」が実現出来た事から、他の2軸動軸蒸機(前回登場)とは比較にならぬほど大量に製造され、西部開拓当時、4-4-0
Americanは文字通りアメリカを代表する車軸配置となった。
余り大量すぎて正確な製造数が掴めていないのが実情かも知れない。集まるのはG1台、HO4台の合計5台のSLである。
手前 | ・ | 先頭よりCP"JUPITER"、UP NO.119(第1の部屋「第2回」参照)、 ドイツ古典機2輌 |
奥 | ・ | ゲージ D&RG NO.87 (Bachmann Spectrumの傑作。Model Railroader誌の2000年度"Large Scale Locomotive of The Year"賞を受賞) |
次にHO4台の集合写真を掲載。
上段 | ・ | 見事なスタイルのドイツの古典蒸機2態(何れもROCO製) |
前 | ・ | プロイセン国鉄 KPEV P4 後:ドイツ国鉄に統合されDRG36となった姿 |
下段 | ・ | "Golden Spike"の立役者2台 |
最後にプロイセン国鉄KPEV P4のクローズアップを掲載してこの回を終了する。
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